MEDICAL GUIDE
診療のご案内

性感染症

性感染症について

主な性感染症には、クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症などがあります。
症状は、おりものの異常、外陰部のかゆみや痛み、下腹部痛などさまざまで、感染していても症状がないことがあります。クラミジアや淋菌などの感染は、治療せずに放置すると不妊症の原因になることもあるため、早期発見・早期治療が大切です。
当院では、症状やご相談内容に合わせて検査を行い、治療や生活上の注意点についてご説明しています。

検査
① クラミジア感染症・淋菌感染症・トリコモナス・カンジダ腟炎
腟や子宮頸部などから検体を採取します。検査方法は、感染症の種類や症状によって異なります。
② 梅毒・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症
血液検査で調べます。感染の機会から間もない時期は検査でわからないことがあるため、受診の時期や状況によっては再検査をご案内します。
③ 性器ヘルペス・尖圭コンジローマ
症状や診察所見を確認し、必要に応じて検査を行って診断します。
おりものやかゆみの原因には、カンジダ腟炎や細菌性腟症などもあります。これらは性行為以外の要因でも起こるため、原因に応じた検査・治療を行います。
治療

治療方法や治療期間は、感染症の種類や症状によって異なります。医師の指示に従って治療を受け、症状が改善しても自己判断で薬を中止しないでください。
淋菌感染症などでは、薬が効きにくい耐性菌によって治療が難しくなることがあります。治療後の確認検査や再検査の必要性・時期については、医師からご説明します。

HIV感染症の治療
HIVを体内から完全に排除する治療は、現在のところ確立していません。ただし、抗HIV療法によってウイルスの増殖を抑え、免疫機能の低下を防ぐことができます。早期に治療を開始し継続することで、長く健康的な社会生活を送ることが可能になっています。
また、治療により血液中のウイルス量が検出限界未満に6か月以上継続して抑えられている場合、性行為によってHIVが感染することはありません。これは「U=U」と呼ばれています。
指導
① クラミジア感染症・淋菌感染症・トリコモナス・梅毒・HIV感染症の場合
感染がわかった場合は、パートナーに症状がなくても検査が必要になることがあります。治療の必要性や対応は感染症ごとに異なるため、医師からご説明します。
クラミジアや淋菌、トリコモナスなどでは、ご本人が治療を受けても、感染しているパートナーが未治療のままだと再感染することがあります。パートナーの検査・治療が必要な場合は、医師の指示に従って適切な時期に受診・治療してください。
パートナーの方も医療機関を受診し、診察・検査の結果に応じた治療を受けることが大切です。治療中の性行為や再開の時期についても、医師の指示に従ってください。
② 性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・カンジダ腟炎・細菌性腟症の場合
パートナーの検査・治療の必要性は、感染症の種類や症状によって異なります。症状がない場合も含め、必要に応じて医師がご案内します。