予防接種
当院では ・子宮頸がん ・インフルエンザ ・風疹 麻疹 ・水痘帯状疱疹の予防接種をしております。
子宮頸がん予防ワクチン ( HPV ワクチン : ヒトパピローマウイルス ワクチン )
子宮頸がんはワクチンで予防することができる病気です。
9歳から45歳に適応があり、半年間で3回の接種が必要となります。
ガーダシル
子宮頸がんの60~70%の原因となるHPV16型、18型の感染予防に加え、尖圭コンジローマ(性感染症)の原因となるHPV6型、11型も予防する4価ワクチンです。
計3回の筋肉注射が必要です。接種間隔は、初回接種から2ヶ月後・6ヶ月後となります。
【国産】
ガーダシル4(子宮頸がんワクチン)
- 1回 … 17,000円
- 3回 … 51,000円
※小郡市・筑紫野市に住民票がある方は、助成により無料でワクチン接種が可能です。対象年齢等ご確認いただき、子宮頸がんワクチンの有効性とリスクをご理解いただいたうえで、ご予約をお願いいたします。詳しくは下記をご確認ください。
インフルエンザワクチン
予想流行株を中心とした4価のワクチンです。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので妊娠全期間を通して母体・胎児への危険性は極めて低く、インフルエンザ流行時期に妊娠予定の女性への接種が推奨されています。
妊娠中にインフルエンザにかかると重篤な合併症を引き起こしやすく、また、自然流産・早産・低出生体重児が増加すると言われています。
ワクチンの効果は接種後2週間から約5ヶ月とされていますので、ワクチン接種は10~12月中旬までに受けておきましょう。
- インフルエンザワクチン … 3,500円
麻疹・風疹混合ワクチン
麻疹(はしか)と風疹の混合ワクチンで、計2回の接種が推奨されています。
大人は重症化しやすく、妊娠中の感染は流産・早産のリスクとなります。
麻疹の発症を予防するためには、抗体価(PA法)128倍以上の抗体保有が必要とされています。
妊娠初期に感染すると、赤ちゃんの眼や耳や心臓に先天性の障害が起こります(先天性風疹症候群)。
抗体価を検査して抗体価が32倍未満の場合は妊娠前にパートナーや家族と一緒にMRワクチンを2回接種しましょう。ワクチン接種後の女性は2ヶ月間の避妊が必要です。
すでに妊娠している場合には、周囲の人にワクチン接種についてご理解いただき、接種してもらえるようにしましょう。
当院では抗体価が低い(HI抗体価32倍未満)妊婦さんには産後入院中、もしくは産後健診時にMRワクチンを接種しております。
- MRワクチン(麻疹・風疹2種混合ワクチン) … 10,500円
水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、皮下注射1回)
水痘・帯状疱疹ウイルスは感染力が非常に強く、ワクチン未接種者が感染するとぼぼ発症します。
初感染では水ぼうそう、その後は帯状疱疹の原因となります。日本では小児期に初感染することが多く、成人の90%前後は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜んでいて80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。
接種対象は50歳以上の方です。
- 【妊娠される前の方】
-
水痘・帯状疱疹ワクチンは生ワクチンのため妊娠中は接種できません。
妊娠中、分娩前後に感染すると重症化する確率が高くなります。また稀ではありますが先天性水痘症候群・乳児期帯状疱疹・周産期水痘といった赤ちゃんに異常をきたす場合があります。
妊娠中に接種はできませんので、妊娠前に抗体検査を受けて免疫が認められなければ、ワクチン接種を済ませておくことが大切です。 - 【医療関係、保育関係者の方】
- 医療・保育関係での勤務は水痘の子供に接する確率が高いため、勤め始める前にはワクチン接種を受けることをおすすめします。
- 妊娠されている方
- カナマイシン、エリスロマイシンの抗生剤にアレルギーを起こした方
ワクチンにこれらの抗生剤の成分が入っています。
- 水痘・帯状疱疹ワクチン … 10,500円
帯状疱疹ワクチン
(不活化ワクチン,筋肉注射2回)
帯状疱疹ウイルス(Varicella Zoster Virus)を予防するためのワクチンが日本でも新たに認可されました。
これまで使用していた水痘・帯状疱疹ワクチン(水ぼうそうの生ワクチン)と比べて非常に高い予防効果を持ち、世界的には主流となりつつあるワクチンです。50歳以上に適応があり、半年間で2回の接種が必要となります。
お電話で1週間以上先のご予約をお願いいたします。
予約が確定されてから、ワクチンを注文しますので、キャンセルはご遠慮いただいております。
- シングリックス 1回 … 21,450円
- シングリックス 2回 … 41,800円